毎日毎日、同じ景色、同じことの繰り返し。
そう。
まるで、行きたくもない会社に重い足取りで、自動人形のように毎日毎日、同じ道を辿り出勤していくような。
そんな感じ。
冒険者たるあなたは、そんな思いに囚われたことはありませんか。
我々のふるさと。
母なる大地、アストルティアで――。
(効果:フェード)
〈題字〉
「遥かなる5000年前生活」
(SE:デデーン)
(暗転)
(白く浮かび上がるサブタイトル)
~王都キィンベルで暮らしてみた~
ゆゆしき事態です。
毎日ログインする私たちの「還るべき場所」が現実感に侵食され始めています。
作業感――。
この言葉、身に覚えはないでしょうか。
アストルティアで「生活」をし始めてしまうと、一度は感じてしまうはずです。
――毎日毎日、同じことの繰り返し。
ちょうど、新しいコンテンツと既存コンテンツの往来が終わったこの頃。
オンラインゲームで俗に言う、「谷間」の時期。
そろそろ感じ始めるころだと思います。
我々冒険者は、常にこの「生活」と「冒険」の繰り返しを感じながらアストルティアを駆け回っています。
――さて、今日はあれとこれをやって、ああ、そうだあれもやらなきゃな。
使命感が作業感に変わり始めたのは、いつ頃からでしょうか。
もう思い出せませんよね。
我々、冒険者というものは「飽きっぽい」ものです。
同じことの繰り返し、というのは正直しんどいと感じてしまうのです。
必要なのはそう。
刺激です。
さ~て、ど~~~~も~~~~~!
ぺりめにです!
どうしちゃったんだ、ぺりめに、なんか、どうしちゃったんだ!?
そんな冒頭から始まる本日の話題はコチラなんですね~~~~!
ズドン!
ここ、どこだかわかりますか?
そう。
王都キィンベルです。
まずはこちらをご覧いただきたいのですがね。
なんだ、どうしちゃったんだ。
っていう答えがここにあるんですけどね。
勘の良い方はもうお気づきですよね。
地図の中央。
とあるメインコマンドの一角にこう記されている場所。
ここへはver4の物語が進むと、ジャンプできるようになるんですが。
カーソルの示す中央広場。そこがちょうど上記の地図の中央なんです。
それを踏まえて、また上の地図をご覧ください。
どうです?
結構、便利な施設が目と鼻の先に軒を連ねているじゃあないですか。
ここまで申しますと、お気づきですね。
題字の通り、
ここを拠点に「生活」をしてみようじゃないかと。
そういうことです。
んじゃ、さっそく、王都キィンベルへ!
シュイン。
スタッ。
降り立ちましたここが、王都の中央広場になります。
でっかいオブジェがありますが、触れずにいきましょう。きれいダナー。
くるっと、背後へ。
この王都は、水路が円形の区画を縫うように通されており、橋を渡してあるところが多いのです。
一本、橋を渡る必要がありますが、ここはだいたい10歩かからず越えることができます。
そして明かりの集まる場所。そこへ足を伸ばしてみます。(ここまでで20数歩)
左手に見えるのが、
「宿屋」「酒場」の施設です。(施設の扉にタッチするまで30歩)
扉を開けてすぐ左手に「転職神官」と「仲間紹介人」がいます。
そして右手には「仲間魔物管理場」。
奥に進むと、「宿屋」と「旅のコンシェルジュ」が出迎えてくれます。
宿屋の奥には、陽気な声と、麗しい歌声(おっと…)が聞こえてくる酒場へ行けます。
ここだけでも結構、便利なのですが、反対側の建物。
なんとここにはバザーのマークが。
開けてみると、左に「預かり所」右に「旅人バザー」。
すごい。
すごすぎる。
え?
何がすごいのかって?
考えてみてください。
なぜかはわかりませんが、この施設は、過去だろうが、現代だろうが、関係なく同じサービスを共有できているのです。
時空を超えちゃうすごいやつら。
それが便利屋さん協会。
視点を中央広場に戻してみましょう。
中央広場からの橋を右手に、花屋さんを超えたところ。
すぐそばに、「郵便屋」が見えるのがわかるでしょうか?
ちょっと向かってみます。
この間、38歩。
この施設も驚くことに、過去だろうが、現代だろうが、関係なく同じサービスを共有できています。
つまり、時空を超えた存在と化しています。
現代で出した手紙を5000年前で受け取るというのもまた、乙なものです。
今度は中央橋を左手にちょっと見えにくいですが、道具屋の看板があるのがわかるでしょうか。
ここの道具屋も郵便までと同じく、中央橋換算で、38歩。
やはり比較的、近い圏内でこれらの便利施設を利用できることがわかります。
施設として利用する機会は減っていますが、「教会」も備えており、ここは郵便からほど近く、中央広場からは左90度に渡されている橋からアクセスもできます。
麗しいシスターが迎えてくれます。
そして中央広場に降り立ち右を向いたら、なぜかいる魚交換員。
ぽつりと立つ背中が哀愁を感じる。
どうでしょう。
ここまで見てきて、意外と便利な暮らしができそうだなと思っちゃいませんか?
まあ、正直なところ暮らしてみて一番に浮かんだ不便さは、キィンベルからの帰り道でした。
キィンベルは独立されたマップであり、日々の各コンテンツへのアクセスは、一旦時空を超える必要があり、ジャンプの着地場所はグランゼドーラのとある地点で固定されているためです。
なので、この王都にない施設へは2タッチ(コマンド選択上)の必要があります。
手数が増えれば、不便さの度合いは高まります。
冷静に考えれば、ここでの暮らしは、伊達や酔狂といった類いの覚悟が必要になるのかもしれません。
ですが――、ご覧ください。
どうです?
素敵な場所でしょう?
今までのキィンベルの写真を見ても分かるように、5000年前の景色はこんなにも彩りにあふれて、幻想的です。
時空を超える移動はルーラ石と違い、空へ飛び立つモーションがない分、ホワイトアウトまでの時間が短い印象を受けます。(印象だけ)
シュイン。
という、効果音がちょっとイイ感じで。
それを聞き、風景に浸りたいがためにぺりさんは、過去と現代を行き来する暮らしを続けています。
冒険者のみなさん、今日も、アストルティア「生活」楽しんでいますか?
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